JaTTs5周年記念研修会 「おもちゃインストラクター養成講座」
2015年9月13日(日)かつしかシンフォニーヒルズにて.
東京おもちゃ美術館おもちゃコンサルタントの岡田哲也先生をお招きして,
「おもちゃインストラクター養成講座」が行われました。
当日は、保育園や障害児施設の先生方などあらゆる職種の方々83名が参加されました。
おもちゃインストラクターとは、
認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が主催する講座を受講し、
子ども達のあそびの世界を広げるサポートをするための
スキルを身につけた人に与えられる資格です。
岡田先生は、インストラクターの役割として4つのポイントを挙げられました。
①周りの人が少しだけハッピーになれる行動ができるようなあそび心を持ち、
自分自身が楽しむことが大切であること。
②あそぶ際にはたくさん手を使用し、
おもちゃを触って確かめながら見ただけではわからないことを感じること。
また、手を使用しながらあそぶことで子どもの手指の機能を向上させ、
日常生活動作へつなげていくこと。
③コミュニケーションをとりながらあそぶことで、子どもの社会性を育み、
また、「気づける人になろう、発する人になろう」という言葉の通り
自分自身のコミュニケーションを豊かにさせること。
④あそびに対してのアレンジ力を身につけ、
一つのあそびにも様々な側面があることに気づき
1を知ったら10に膨らませるというように柔軟な発想力をもってあそぶこと。
あそびの重要性を社会に広めるためにも、
まずはおもちゃを見る目が養われた人が良いものを選び発信し、
そのおもちゃを使える人を増やしていくことが必要であり、
その一端を担う役割を持っているのがおもちゃインストラクターである
というお話もされていました。

また、英語で子どもがあそぶことを表すplayとプロの野球選手やピアニストのplayが
同じであることから、その二つには
“全身全霊で取り組む”という共通点があるのだというお話がとても印象に残りました。
講義の中では、画用紙や牛乳パック、新聞紙など
身近な材料を使用した手作りおもちゃの制作や
「かえるさんジャンプ」や「てんとうむしジャンケン」などの
グッド・トイ委員会が選定したグッド・トイを使ってゲーム体験が行われました。

手作りおもちゃの制作では、
子ども達が繰り返しあそびたくなるポイントについてのお話があり、
それは、アクション・チェンジ・サウンドであるということでした。
今回作った「箱カメラ」と言うおもちゃにはその3つの要素が全てつまっており、
実際に講義が終わった後に子どもたちとあそんでみると目を輝かせる子どもがたくさんいました。

ゲーム体験では、ゲームの待ち時間の間に
他の参加者の方がどのようにプレーをしているのかをよく観察しながら行うと良い
というアドバイスをいただきました。
それは、日常生活で子どもがあそんでいる時にも
関心の示し方やあそび方など一人一人の違った反応を見逃さないように努めるという意味でも
重要なお言葉でした。

今回の講義では、楽しんで参加することや参加者同士の交流を大切にする
岡田先生の姿勢がとても印象に残りました。
あそびやあそびのなかのコミュニケーションを通して
子どもが様々なスキルを身につけていけるように支援する立場として、
まずは私たち自身が楽しむことや子どもの目線に立ち返り物事をみる大切さを
改めて気づかせてくださり、
また、日々の保育の振り返りにもなったとても実りの多い研修でした。
のぞみ牧場学園 保育士 鴇田悠衣
東京おもちゃ美術館おもちゃコンサルタントの岡田哲也先生をお招きして,
「おもちゃインストラクター養成講座」が行われました。
当日は、保育園や障害児施設の先生方などあらゆる職種の方々83名が参加されました。



おもちゃインストラクターとは、
認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が主催する講座を受講し、
子ども達のあそびの世界を広げるサポートをするための
スキルを身につけた人に与えられる資格です。
岡田先生は、インストラクターの役割として4つのポイントを挙げられました。
①周りの人が少しだけハッピーになれる行動ができるようなあそび心を持ち、
自分自身が楽しむことが大切であること。
②あそぶ際にはたくさん手を使用し、
おもちゃを触って確かめながら見ただけではわからないことを感じること。
また、手を使用しながらあそぶことで子どもの手指の機能を向上させ、
日常生活動作へつなげていくこと。
③コミュニケーションをとりながらあそぶことで、子どもの社会性を育み、
また、「気づける人になろう、発する人になろう」という言葉の通り
自分自身のコミュニケーションを豊かにさせること。
④あそびに対してのアレンジ力を身につけ、
一つのあそびにも様々な側面があることに気づき
1を知ったら10に膨らませるというように柔軟な発想力をもってあそぶこと。
あそびの重要性を社会に広めるためにも、
まずはおもちゃを見る目が養われた人が良いものを選び発信し、
そのおもちゃを使える人を増やしていくことが必要であり、
その一端を担う役割を持っているのがおもちゃインストラクターである
というお話もされていました。



また、英語で子どもがあそぶことを表すplayとプロの野球選手やピアニストのplayが
同じであることから、その二つには
“全身全霊で取り組む”という共通点があるのだというお話がとても印象に残りました。
講義の中では、画用紙や牛乳パック、新聞紙など
身近な材料を使用した手作りおもちゃの制作や
「かえるさんジャンプ」や「てんとうむしジャンケン」などの
グッド・トイ委員会が選定したグッド・トイを使ってゲーム体験が行われました。



手作りおもちゃの制作では、
子ども達が繰り返しあそびたくなるポイントについてのお話があり、
それは、アクション・チェンジ・サウンドであるということでした。
今回作った「箱カメラ」と言うおもちゃにはその3つの要素が全てつまっており、
実際に講義が終わった後に子どもたちとあそんでみると目を輝かせる子どもがたくさんいました。



ゲーム体験では、ゲームの待ち時間の間に
他の参加者の方がどのようにプレーをしているのかをよく観察しながら行うと良い
というアドバイスをいただきました。
それは、日常生活で子どもがあそんでいる時にも
関心の示し方やあそび方など一人一人の違った反応を見逃さないように努めるという意味でも
重要なお言葉でした。



今回の講義では、楽しんで参加することや参加者同士の交流を大切にする
岡田先生の姿勢がとても印象に残りました。
あそびやあそびのなかのコミュニケーションを通して
子どもが様々なスキルを身につけていけるように支援する立場として、
まずは私たち自身が楽しむことや子どもの目線に立ち返り物事をみる大切さを
改めて気づかせてくださり、
また、日々の保育の振り返りにもなったとても実りの多い研修でした。
のぞみ牧場学園 保育士 鴇田悠衣